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モビロンタフケーブル®

モビロンタフケーブル

ロボットが製造工程や社会に不可欠なものになるに従って、より高い信頼性・耐久性が求められてきました。そこで使用される電力・信号を伝送するケーブルも、より一層の高信頼性・高耐久性が求められています。ロボットケーブルのパイオニアである吉野川電線は、豊富な経験に基づき、様々なご使用用途に合わせて高性能ロボットケーブル「モビロン タフケーブル®」を設計・製作し、小ロット・短納期でご提供いたします。
モビロン タフケーブル®は高速連続、長時間稼動等、より過酷な使用条件や特殊環境下、狭い空間での配線に最適です。

このようなご要望にお応えします!

  • 耐久性のある信頼できるケーブルが欲しい。
  • たくさんあるケーブルを整理したい。
  • もっと簡単に配線したい。
  • クリーンルームで使いたい。
  • 耐薬品性・耐油性のあるケーブルが欲しい。
  • しなやかなケーブルが欲しい。
  • 環境配慮型ケーブルが必要。
  • 同じ線心数でもっと細いケーブルが欲しい。

ご使用用途にあわせた
ケーブルをご提案

  • 個別設計の専用ケーブル
  • 各種複合ケーブル(信号用+動力用+エアチューブ等)
  • 一体成型平形ケーブル
  • 接着平形ケーブル
  • カールケーブル
  • 同軸ケーブル
モビロン タフケーブル®RoHS2指令で使用を制限されている物質を使用していません。※ 不純物として含まれる場合や非意図的な未反応生成物の場合は除きます。
対撚りタイプ

お問い合わせから納品までの流れ

お問い合わせから納品までの流れ

お客様のご使用用途・環境等にあわせて、ケーブルの仕様を提案し、仕様・お見積もり・納期にご納得頂いてから、生産に着手いたします。
ご提案に当たりましては、類似仕様品での耐久性データのご提示やサンプルのご提供もいたしております。設計・お見積り等、お気軽にご相談ください。

モビロンタフケーブル®はオーダーメイドに対応します。

ご使用用途に合わせ可動部用ケーブルとして最適な、導体材料、絶縁材料、シース材料を選択し、線心構成、シールドの有無・種類等のケーブル設計をいたします。

モビロンタフケーブル

🅐 導体構造と導体材料特性

比較表はこちら

銅合金線(S)

導体材料 引張強さ(MPa) 727
伸び率(%) 1.7
導電率(%) 75
構造図 モビロンタフケーブル
特長 機械的特性に優れた超極細銅合金線を使用することにより従来品の耐久性を更に上回った、超ハイレベルな可動部用導体です。主に信号用に適しています。

電気用軟銅線(A)

導体材料 引張強さ(MPa) 207
伸び率(%) 15.0
導電率(%) 98
構造図 モビロンタフケーブル
特長 極細銅線を複合撚りしたもので、大きな導体サイズも可能です。信号用・動力用ともに適しています。

🅑 絶縁材

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ETFE(F)

引張強さ(MPa) 39.2
伸び率(%) 200
耐熱性(℃) 150
耐油性
難燃性
耐候性・耐水性
耐久性
特長 電気・物理特性共に優れています。300〜600V対応

ポリエステル(E)

引張強さ(MPa) 39.2
伸び率(%) 500
耐熱性(℃) 120
耐油性
難燃性 ×
耐候性・耐水性
耐久性
特長 信号用。ETFEと比べ安価。100V対応

🅒 シールド(S)

編組

素線(銅合金線、軟銅線)をきめ細かく網状に編んだ仕様で、柔軟性と遮蔽効果のバランスに優れています。

横巻

素線をらせん状に巻きつけた仕様。編組シールドと比較すると遮蔽効果は低くなる。柔軟性に優れています。

ユニットごとのシールドとケーブル全体のシールドが可能です。

シールド材料について

通常は、銅合金線、軟銅線を使用しますがケーブルにねじりが加わる場合等可動条件、遮蔽条件によっては他の材料を使用します。

🅓 シース

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ポリウレタン(U)

引張強さ(MPa) 29.4
伸び率(%) 400
耐熱性(℃) 80
耐油性
難燃性
特長 適度な硬度を維持し空間屈曲等の局部的曲げに適しています。

高弾性PVC(V)※鉛非含有

引張強さ(MPa) 10.0
伸び率(%) 120
耐熱性(℃) 105
耐油性
難燃性
特長 柔らかく耐熱性に優れています。滑り性が良く、ケーブルキャリアでの使用に適しています。

その他 : ご使用用途によっては、ポリエステル(E)、ポリオレフィン(O)も使用することがあります。

線心レベルの耐久性比較

耐久性の一例として耐屈曲試験の比較データを示します。具体的なケーブルの耐久性、試験データについてはお問い合わせください。

線心レベルの耐久性比較

線心構成例

線心構成例はこちら

撚り合わせと線心識別(標準)

● 同心撚りタイプ

同心撚りタイプ

同心撚りタイプ

● 対撚りタイプ

対撚りタイプ

対撚りタイプ

モビロンタフケーブル®の記号

モビロンタフケーブル®の記号は仕様ご提案時にご連絡させていただきます。

モビロンタフケーブル®の記号

モビロンタフケーブル®は高寿命

ロボットケーブルは様々な動きに対しても耐久性を求められます。
しかし、全ての動きに万能なケーブルは存在しないのです。
モビロンタフケーブル®はご使用用途にあわせた設計でご要望にお応えしています。

具体的用途別の設計例

屈曲運動の場合

ケーブルへの繰り返しストレスを軽減するためにシース材に弾性のある材料を使用し局部的応力の集中を緩和するように設計しています。

引っ張り荷重 W=500g
曲げ半径 R=20mm
90度屈曲500万回往復して異常なし。(一例)
屈曲運動の場合

移動曲げ運動の場合

曲げ半径に沿ってケーブルが配線されるよう柔らかいシース材を使用します。
ケーブル同士やガイドとの擦れを軽減する滑り性も考慮しています。

曲げ半径 R=50mm
ストローク S=500mm
2000万回往復して異常なし。(一例)
移動曲げ運動の場合

ねじり運動の場合

可動条件の中でも特にケーブルにストレスが大きく、撚り合わせに工夫が必要です。
シールド付の場合は材料選定が特に重要です。

ねじり長 L=700mm
ねじり角度 θ=280度
2000万回往復して線心、シールド共に異常なし。(一例)

実際のケーブル設計に当たっては、配線状況・可動条件、周辺環境を考慮して、仕様をご提案させていただきます。

ねじり運動の場合

複合ケーブルの例

ロボットをはじめとする様々な機械は年々小型化され、ケーブルを配線するスペースは益々狭くなっています。
数本のケーブルを複合化することにより、ケーブル配線スペースを有効活用でき、配線方法もバリエーションが増えます。

複合ケーブルの例

カールケーブルの例

複合ケーブルも含め様々なサイズ・線心数のケーブルをカール加工いたします。シース材料にポリウレタンを使用していますので、一般的な伸縮部用カールケーブルに比べて長期間、形状を保持します。伸縮長さの目安はカール部の自然長の3倍程度になります。旋回部に用いることで、耐久性の高い、すっきりとした配線が可能です。

カールケーブルの例

自立型ケーブルの例

スカラロボット、直交ロボット等において、軽量でコンパクトな配線が求められています。
自立型ケーブルは機器内に必要な、動力線、信号線、エアチューブ等を複合ケーブルとして1本化しケーブル剛性をコントロールした設計でねじり運動や屈曲運動においてフレキレス配線が可能です。
ケーブルを1本化することで、軽量化、コンパクト化に加え配線作業の工数削減も図れます。

自立型ケーブル

自立型ケーブルの例1

自立型ケーブルの例2

平形ケーブルの例

ケーブルキャリアへの配線時のご注意

エレクトロニクス関係のお客様を中心に、クリーン対応のご要望が多くなってきています。平形ケーブルは丸形ケーブルを複数本配線した場合に生じるケーブル同士の擦れが無く、ケーブルキャリア等との擦れが軽減されることにより、シース削れによる粉塵を削減できます。また、ケーブル同士の干渉によるストレスが無くなることにより、蛇行の発生を防ぎ耐久性の向上が図れます。短い配線であればケーブルキャリアレスでの使用も可能です。

一体成型タイプ

丸形ケーブル同様、各種ケーブル、エアチューブ等様々な組み合わせが可能です。ご希望の内容に合わせて設計致します。

一体成型タイプ

接着タイプ

丸形ケーブルを複数本、接着剤で貼り合わせるタイプ。一体成型タイプと比較し、サイズ等の変更や並び替えも容易。エアチューブの貼り合わせも可能です。(接着部の長さには制限があります。)

接着タイプ

途中で分岐する接着平形ケーブル

モビロンタフケーブル®の耐久性

モビロンタフケーブル®の耐久性は豊富な実績に基づいてお客様のご使用条件に最適なケーブルを設計できることに由来しています。
更に、ご要望に応じて、実ケーブルでの耐久試験、評価試験を実施しています。

モビロンタフケーブル®の耐久性

難燃性・UL規格・IPA規格

難燃性試験装置(JIS規格)

難燃性試験装置(JIS規格)

UL規格品 AWM (ETFE絶縁体PVCジャッケットケーブル)

  定格
STYLE 20921 105℃, 300V, VW-1
STYLE 20949 105℃, 600V, VW-1
STYLE 20276 80℃, 30V, VW-1

UL規格品 AWM (ETFE絶縁体ポリウレタンジャッケットケーブル)

  定格
STYLE 20233 80℃, 300V, VW-1
STYLE 20234 80℃, 600V, VW-1

IPA規格

IPA規格

モビロンタフケーブル®をより長くお使いいただくために

ロボットケーブルは敷設方法によって寿命が大きく変化します。
長寿命を意識した専用設計のケーブルでも固定方法等を誤ると短期間で断線してしまいます。
下記に一例を示しますが、モビロン タフケーブル®の性能を十分に発揮させるために配線方法等についてもご相談ください。

可動部用ケーブルの固定方法に関するご注意

  • 曲げ半径はできるだけ大きくしてください。

  • 丸形ケーブルの可動屈曲半径はケーブル外径の5倍以上を確保してください。

  • 曲げ部分の自由度を確保して固定してください。(余裕を持って固定してください。)

  • 曲げが加わる部分では、ケーブルやチューブを複数本結束しないでください。

  • コネクタ付近で屈曲させる場合には、ケーブル保護プロテクター等を装着してコネクタ直近で屈曲しないようにしてください。

可動部用ケーブルの固定方法に関するご注意1
可動部用ケーブルの固定方法に関するご注意2

ケーブルキャリアへの配線時のご注意

  • ケーブルキャリアへの配線時のご注意
  • ケーブルキャリア用に設計されたケーブルを使ってください。

  • ケーブルキャリアの曲げ半径Rは使用ケーブル外径の5倍以上を確保してください。

  • ケーブル、チューブ等の占積率は30%以下が理想です。

  • ケーブルは重なったり、交差しないように配線してください。

  • 外径や硬さの異なるケーブル等は仕切り板を設けて配線してください。

  • ケーブルキャリア内でケーブルを固定したり、結束しないでください。

  • ケーブルが捻じれないように配線してください。

  • ケーブルキャリアに対し、適切なケーブル長で、配線してください。(長すぎると、擦れや他のケーブルとの干渉が生じやすくなります。短すぎると、線心に張力がかかり断線しやすくなります。)

  • ケーブルキャリア内ではケーブルは段済みしないでください。また、仕切り板で分離する等の処理を行ってください。

❶ケーブルキャリア内ではケーブルは段済みしないでください。また、仕切り板で分離する等の処理を行ってください。
  • ケーブルキャリア内の占積率は30%以下となるように配線してください。また、ケーブルがキャリア内で拘束されずに動けるようにしてください。

❷ケーブルキャリア内の占積率は30%以下となるように配線してください。また、ケーブルがキャリア内で拘束されずに動けるようにしてください。
  • 外径が大きく異なるケーブルの混在は避けてください。

❸外径が大きく異なるケーブルの混在は避けてください。
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