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モビロンタフケーブル

モビロンタフケーブル®は進展するロボットテクノロジーを支えます。
ロボットが製造工程や社会に不可欠なものになるに従って、より高い信頼性・耐久性が求められてきました。
そこで使用される電力・信号を伝送するケーブルも、より一層の高信頼性・高耐久性は求められています。
ロボットケーブルのパイオニアである吉野川電線は、豊富な経験に基づき、様々なご使用用途に合わせて高性能ロボットケーブル『モビロンタフケーブル®』を設計・制作し、小ロット・短納期でご提供いたします。
モビロンタフケーブル®は高速連続、長時間稼働等、より過酷な使用条件や特殊環境下、狭い空間での配線に最適です。
このようなご要望にお応えします。
- 耐久性のある信頼できるケーブルが欲しい。
- たくさんあるケーブルを整理したい。
- もっと簡単に配線したい。
- クリーンルームで使いたい。
- 耐薬品性・耐油性のあるケーブルを整理したい。
- しなやかなケーブルが欲しい。
- 環境配慮型ケーブルが必要。
- 同じ線心数でもっと細いケーブルが欲しい。
モビロンタフケーブルの特徴
モビロンタフケーブル®はオーダーメイド
-
弊社製品は、カタログの中からお客様が選択してご注文いただくのではなく、ご使用用途に合わせ可動部用ケーブルとして最適な、導体材料、絶縁材料、シース材料を選択し、線心構成、シールドの有無・種類等考慮してケーブルを設計いたします。
その結果、一般的なケーブルに比べ優れた耐屈曲性、耐摩耗性、耐衝撃性等を有しています。。
耐寒性、耐熱性、耐油・耐薬品性、難燃性、UL規格、ハーネス加工も承ります。
オーダーメイドですので、まず弊社からケーブルの仕様を提案し、仕様・お見積もり・納期にご納得いただいてから、生産に着手いたします。
ご提案に当たりましては、類似仕様品での耐久性データのご提示やサンプルのご提供もいたしております。
設計・お見積もり等、お気軽にご相談ください。
モビロンタフケーブルの耐久性・信頼性について
-
モビロンタフケーブルはお客様のご使用用途やご使用環境に合わせて様々な組み合わせのなかから最適なものを選定してご提案しています。その耐久性は、豊富な経験と実績からある程度の推定は行えますが、最終的にはお客様のご使用条件を模擬した耐久性試験等で確認しております。
モビロンタフケーブルの各種材料について
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導体材料と構造
導体絶縁材
シース材
シールド
導体材料 | 構 造 図 | |||
---|---|---|---|---|
種 類 | 引張強さ (MPa) |
伸び率 (%) |
導電率 (%) |
|
銅合金線 (S) 特長 機械特性に優れた超極細銅合金線を使用することにより従来品の耐久性を更に上回った、超ハイレベルな可動部用導体です。主に信号用に適しています。 |
727 | 1.7 | 75 | (例)S020 φ0.05単線集合の3コより ![]() |
電気用軟銅線 (A) 特長 極細銅線を複合よりしたもので、大きな導体サイズも可能です。信号用・動力用ともに適しています。 |
207 | 15.0 | 98 | (例)A075 φ0.08単線集合の7コより ![]() |
絶縁体 | 引張強さ(MPa) | 伸び率 (%) |
耐熱性 (℃) |
耐油性 | 難燃性 | 耐候性 耐水性 |
耐久性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ETFE(F) 特長 電気・物理特性に優れています。300~600V対応 |
39.2 | 200 | 150 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ポリエステル(E) 特長 信号用。ETFEと比べ安価。100V対応 |
39.2 | 500 | 120 | 〇 | × | △ | 〇 |
架橋ポリエチレン(C) 特長 ETFEと比べ安価。 |
9.8 | 200 | 90 | ◎ | × | ◎ | △ |
シース材料 | 引張強さ (MPa) |
伸び率 (%) |
耐熱性 (℃) |
耐油性 | 難燃性 |
---|---|---|---|---|---|
ポリウレタン(U) 特長 適度な高度を維持し空間屈曲等の局部的曲げに適しています。 |
29.4 | 400 | 80 | 〇 | 〇 |
高弾性PVC(V) 特長 柔らかく耐熱性に優れています。滑り性がよく、ケーブルキャリアでの使用に適しています。 |
9.8 | 120 | 100 | 〇 | ◎ |
- 高弾性PVCには鉛を含んでいません。(JGPSSIの定義)
- ご使用用途によってはポリエステル(E)、ポリオレフィン(O)も使用することがあります。
編組 | 素線(銅合金線、軟銅線)をきめ細かく網状に編んだ使用で、柔軟性と遮蔽効果のバランスに優れています。 |
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横巻 | 素線をらせん状に巻きつけた仕様、編組シールドと比較すると遮蔽効果は低くなります。柔軟性に優れています。 |
シールド材料 | 通常は銅合金線、軟銅線を使用しますがケーブルにねじりが加わる場合等可動条件、遮蔽条件によっては他の材料を使用します。 |
- ユニットごとのシールドとケーブル全体のシールドが可能です。